4週間の成果

2019年9月5日

もう10月となってしまいましたね。
3年前の10月に新潟から東京まで24時間以上自転車を漕ぎ続けていたあの頃が懐かしいです。
ハンニバル佐藤です。
相変わらずクウェートは暑くて、札幌のあの身長をゆうに超える積雪や、真冬の夜に雪が騒音を消して静まり返ったあの世界をいつも懐かしんでいます。
日本では、人と一緒に行動するタイプではなく、いつも一人で授業を受けて、一人でふらっとどこかに行っていたので、ついに今日誰かしらと、特に大人数と一緒にいるのに辟易してしまい、授業後みんなが乗るバスに乗らず、大学のキャンパスをフラフラ散歩してから帰りました。
かなり回復するので、習慣にしていこうかなあ。
そしてフラフラしているときにふと気づいたのですが、アラビア語の力がなんとなくついてきた気がします。
おそらく。
知らない言語を使うことは、私にとって手足をもがれてフルマラソンを走らされたり、海に落とされて藻掻くようなもので、言いたい言葉が出てこないあの歯痒さや、産みの苦しみというのはいつもいつも億劫です。
先週末はそれがあまりにも苦しくて、私の友達のあみという女に電話をかけて愚痴を言っていました。彼女は高校時代にカナダに留学していて、現在ドイツ語習得のためにドイツに留学しており、勝手に言語のプロフェッショナルだと崇めているのだけど、彼女から
「言語習得に近道なんてなくて、うまく話せるようになったんじゃない?と自分で盛り上がった翌日には全く話せず、ごっそり落ち込むようなことの繰り返しで、そうしていくうちにだんだんと身についていて、ふとしたときに自分が話せていることに気づく」
という言葉をもらったのですが、全くその通りだなあと。
先週はあんなに落ち込んでいたのに、今日は一人で大学にバスに乗る時に「このバスはどこに行くの?」なんていうそんな単純な生きるためのアラビア語を話せるようになっていることに一人で感動していました。
今日は結構思い上がっているのできっと明日授業でメタメタに落ち込むんだろうなあ。
ビットコインくらい抑揚する感情の荒波に揉まれながら、来年の夏にはうまく話せるようになっていることを願って、明日もアラビア語に力を入れて行ければなあと思います。
【今日のアラビア語備忘録】
إلى أين ستذهبين هذه الحافلة
このバスはどこに行きますか?
أريد أن أركب الحافلة
バスに乗りたいです
هل ستذهبين هذه الحافلة إلى كيفان؟
このバスはカイファーンに行きますか?
وحدة وحدة أسمع الموسيقة
ひとつひとつ音楽を聴く
أظن أن كانت حديقته جميرة
彼の庭は美しかったんだと思います